- 育児休業を取得してみたい!けど取るか迷っている
- 夫に男性で育児休業を取得してほしいけど身近に体験している人がいなくて不安
- 実際に育児休業を取得した人の体験談を聞きたい
こんな悩みを解決します。
男性で育児休業を取得する人はだんだんと増えてきましたよね。
世間的にも男性の育児休業の取得を後押しする風潮があるように感じます。
ただ一方で、「同じ会社や部署など、身近な男性で育児休業を取得した人」はまだまだ少ない実感があるのではないでしょうか?
私たち夫婦は、第一子を出産したタイミングで妻が1年間、夫が3ヵ月半の育児休業を取得しました。
この記事では、育児休業を取得した体験より、育児休業のメリット・デメリットを紹介します。これから育児休業を取得したいという人の参考になれば嬉しいです。
2019年4月に結婚し、24時間365日ケンカなしで、仲良く過ごしている20代共働き夫婦です。首都圏在住。夫は文系システムエンジニア、妻はメーカー総合職でフルタイムで働いています。2021年3月に息子が産まれ、夫婦で育児休業を取得しました。
私たち、はまよこ夫婦の紹介・育児休業取得期間は?
まずは、はまよこ夫婦の経歴を簡単にご紹介しますね。
私たちは、結婚2年目の夫婦です。2021年3月に息子さんを出産しました。
妻は2021年3月~2022年の4月(予定)で約1年間、夫は2021年3月~7月までの約4カ月間の育児休業を取得しました。
最初の1カ月は夫婦で妻の実家に里帰りをし、2021年4月~7月現在は夫婦2人で育児を頑張っています。
ちなみに勤めているのは、2人とも新卒で入社した会社で4~5年目の年次です。
そもそも育児休業ってどんな制度?
そもそもどんな制度なのか、どんな人が取れるのか?を解説します。
「育休」とは育児・介護休業法に基づく休業制度のことです。従業員が勤務先に申し出ることで利用することができます。
取得には雇用期間や申請期間などいくつかの要件があるものの、性別に関わらず取得でき、男性の場合は配偶者の出産予定日から子どもが1歳の誕生日を迎える前日まで取得できます。
夫婦2人で2年間がっつり育児休業を取得する、なんてこともできちゃいます。
「パパ休暇」、「パパ・ママ育休プラス」とは?
「パパ休暇」とは、父親が2回の期間に分けて育児休業を取得することができる制度です。
出産後8週間以内の期間内に、父親が育児休業を取得した場合には、再度、父親が育児休業を取得できます。
また「パパ・ママ育休プラス」で育児休業期間を延長することもできます。
「パパ・ママ育休プラス」は、両親が2人とも育児休業を取得する場合、原則として子どもが1歳までである休業可能期間を、子どもが1歳2カ月に達するまでに延長できる特例です。
育児・介護休業法が改正される?
2021年6月に育児・介護休業法が改正されました。
育児休業制度の周知、育休取得の意向確認が義務化されたり、より自由度を増して育児休業を分割して取得できるようになります。
詳細は下記の記事にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
制度の最新情報は厚生労働省などのホームページを参照ください。
金銭面は?かなり損するんじゃないの?
育児休業を取得して金銭的にかなり損するのでは?と考えている人も多いと思います。
結論からいうと、育児休業取得中は、手取りの約8割が保障でカバーされると考えてOKです。
育児休業中は就業規則上、無給としている企業が多いですが、雇用保険に加入しており一定の要件を満たしていれば、「育児休業給付金」が雇用保険から支給されます。
要するに、会社ではなく、国からお金が支給されるということですね!
最初の6ヵ月は「休業開始時賃金日額×支給日数×67%」、それ以降は50%が支給されます。
それに加え、厚生年金保険料や健康保険料などの社会保険料が免除されます。また、育児休業給付金は非課税なので、育休中に無給となった分に応じて所得税と住民税(次年度分)の負担が軽くなります。
結果として、負担減額分と合わせると、育休中は休業前の手取り月収の実質8割がカバーされることになるのです。
夫婦で育児休業を取得する5つのメリット
ここからは、夫婦で育児休業を取得するメリットをご紹介します!
成長が著しい時間に赤ちゃんと一緒に過ごせる
まず第一に挙げたいのは、子どもと過ごすかけがえのない時間を確保できることです。
子どもの成長は本当に一瞬なので、毎日変化があります。ちょっとずつ成長する赤ちゃんを夫婦2人で見守れる時間は何にも代えがたいものです。
またこの大変な時期に両親で育児をすることで、夫婦の結束も強くなります。
ホルモンバランスが崩れやすい時期の産後うつの防止
産後は、母親のホルモンバランスが崩れます。
さらに3時間ごとの授乳など24時間慣れない育児に対応しなければならない責任が重なり、10人に1人は産後うつを発症するといわれています。
個人差はあるものの、出産から2週間後をピークにしたおよそ1カ月の期間が産後うつになるリスクが高いと言われています。
この時期に夫婦で育児休業を取得し、助け合って育児をすることで、産後うつの発生を防止できます。
産後1カ月は、猫の手も借りたいほどバタバタするので、夫が助けられれば負担はかなり減りますよね。
チーム育児という意識が芽生える
赤ちゃんが産まれてから、里帰りをするのももちろんよいです。
ただ、父親が一定時間赤ちゃんと離れて暮らすことで、母親と父親の間で育児レベルの格差ができてしまうのも事実です。
すると、毎回父親が何をすればよいか聞く指示待ち人間になり、「一緒にチームで育児をする」というよりも「育児を手伝う」というマインドになってしまう恐れがあります。
第一子が産まれたときは、育児経験は父親も母親もゼロからのスタートは一緒です。
育児休業を夫婦で取得することで、チーム育児という意識が芽生えます。
また男性の家事育児時間が長いほど第二子の出生率があがるともいわれているので、長期的に考えても育児休業はライフスタイルを変えるきっかけになるいい選択肢かと思います。
サバティカルタイムで仕事以外の経験を積める
仕事一筋で家庭をかえりみない生活をしていると、どんどんと視野が狭くなります。
育児休業期間という、仕事から離れる期間を意識的に設けることで、結果として仕事にもいい影響がでることがあります。
例えば、職場の上司はどちらがいいでしょうか?
育児休業を取得して、家庭の大変さも、仕事を引き継ぐ大変さも理解している上司のほうが、これからの世の中、重宝されていくと思います。
職場外の経験で多様な視点が醸成され企業のイノベーション創出のきっかけにもなるので、企業にとっても取得を後押ししていきたいですよね。
副業や新しい趣味を見つけるチャンスになる
夫婦で育児休業を取得することで、育児にも少しゆとりがうまれます。
わたしたちの体感でいうと、育児の大変さが100%だとします。夫婦で育休を取ると、夫が75%の力、妻が75%の力を合わせて150%の力で育児ができるイメージです。
子どもが産まれて1か月はなかなか余裕もないと思いますが、2人も育児に慣れることができれば余裕ができますよね。
1人が子どもを見ている間に新しい趣味を始めたり、読書でインプットしたり、仕事復帰に向けた勉強することもできちゃいます。
実際に私たちも、2人で育児休業中に30本以上のラジオを収録して配信したり、このブログを始めることができました。
意識次第では夫婦で新しい趣味を見つけたり、チャレンジをする時間を確保することも可能なのもメリットだと思います。
夫婦で育児休業を取得するデメリット
デメリットもあるので、紹介しておきますね。
一時的に収入が減る
やはり金銭面の心配が一番大きいのではないでしょうか?
手取りで約8割が保障されるとはいえ、収入減には違いありません。また、育児休業給付金は支給までに3ヵ月以上かかることもあるので、一時的に手持ちの現金が減ることも予想されます。
育児休業を取得するのであれば、事前に半年分の手取り分くらいの貯金はしておきたいところです。
ライフスタイルにあった貯金は自動貯金アプリfinbeeで実施するのが楽でおすすめです。
会社に戻ったときにキャリアが不安
会社に戻ったときのキャリアを心配される方もいますよね。
これは会社によるので、何とも言えないのですが、育児休業を取得するには上司や人事に何カ月も前から相談をし、引き継ぎをすることになります。
そこで、自分のやりたいキャリアをしっかりとすり合わせれば大きな問題にはならないと思います。
一時期、育児休業を取得した男性に不当な扱いをして転勤を命じた会社が大炎上しました。そうした事例もあるので、圧力があれば然るべきところに相談しましょう。
夫婦で育児休業を取得するのは、いいぞ!
夫婦で育児休業を取得するメリットとデメリットをご紹介しました。
メリットとデメリットを天秤にかけて、私たち夫婦は、育児休業を夫婦で取得して心からよかったと思っていて、第二子ができても絶対にまた取得したいと思います。
もっと詳しい体験談を知りたい、聞いてみたい!という方はぜひ音声をお聴きください。夫婦で楽しく育休の体験談を話しています。
この記事を読んで、夫婦で育児休業を取得してみるのもありかも?と選択肢のひとつになれば嬉しいです。
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