こんにちは、はまよこ夫婦です。
面白い本を読むと、「これ、どう思う?」と夫婦で話したくなります。
2026年1月〜9月に読んだ本から、今回は6冊を選びました。育児エッセイ、受験や推し活を描く小説、医療小説、そしてトレイルランの大会ができるまでの話。ジャンルはばらばらですが、どれも読み終わってから話したいことが残った本です。
最近、夫さんはランニング中にAudibleで本を聴くことも始めました。本を開く時間とは別に物語を楽しめるのが、思った以上によかったんですよね。
今回の6冊のうち、Audible版を確認できた作品も後半で紹介します。
今の気分で選ぶ、おすすめの6冊
| こんな本が読みたいときに | おすすめの本 |
|---|---|
| 子育ての大変さに共感したい | ミステリ作家、母になる |
| 受験や、子ども自身の目標について考えたい | 僕たちは我慢している |
| 推し活の熱量と、その裏側をのぞきたい | イン・ザ・メガチャーチ |
| 生き方や、自分の信念について考えたい | エピクロスの処方箋 |
| 人の心を丁寧に描く物語に浸りたい | わたしの知る花 |
| 好きなことを形にする人の挑戦を読みたい | 富士山1周レースができるまで |
1.ミステリ作家、母になる|子育てを記録に残すっていいな
- 著者:辻堂ゆめ
- 出版社:小学館
- ジャンル:育児エッセイ
ミステリ作家の辻堂ゆめさんが、3児の母になるまでの4年間を綴った育児エッセイです。
印象に残ったのは、夫婦でGoogleスプレッドシートを使って、家事や育児のタスクを細かく管理しているところ。仕事のツールを育児にも使う、その徹底ぶりがすごい。まさに「育児プロジェクト」という感じでした。
我が家も家事育児は分担していますが、さすがにスプレッドシートまでは使っていないので、そこまでやるのか!と。
でも、効率よく管理すれば全部うまくいく、という話でもないんですよね。保活に悩んだり、子どもに怒ってしまって反省したり。そういうところにも、2人育児中の私たちは共感しながら読みました。
読後は、子育ての日々を文章に残すっていいな、という話になりました。我が家もぴよログに日記をつけ続けていて、ラジオも残しています。いつか子どもたちが読んだり聴いたりしたら、面白いだろうなあ。
子育て中の方、夫婦で家事育児をどう回すか考えている方におすすめです。
2.僕たちは我慢している|受験も部活も、その時にしかない
- 著者:藤岡陽子
- 出版社:COMPASS
- ジャンル:青春小説・受験
難関大学を目指す中高一貫男子校の高校生たちを描く青春小説です。受験だけでなく、野球や家庭の事情、それぞれが抱える迷いも重なっていきます。
藤岡陽子さんは、私たち夫婦の読書回ではおなじみの作家さん。今回も面白かったです。
私たちも高校時代は進学校に通っていたので、勉強と部活の両立、親からの期待、周りが頑張っていると自分も頑張らなきゃと思う感じが懐かしくて。
進学校に入ることがゴールではないし、みんなが同じタイミングで勉強に向かえるわけでもない。子どもによって事情も、スイッチが入る時期も違うんだよなあ、と感じました。
受験だけをしていればいいとは思わないけれど、本人が目標を持って頑張るのは素敵だと思う。一方で、わが子に同じ進路を望むかというと、そこはまた難しい。読んでから、夫婦でもそんな話になりました。
受験や進路が気になる方にも、自分の高校時代を思い出したい方にも。
3.イン・ザ・メガチャーチ|推し活をしてこなかった夫婦も、一気読み
- 著者:朝井リョウ
- 出版社:日経BP 日本経済新聞出版
- ジャンル:現代小説・推し活
ファンダム経済を、仕掛ける側やのめり込む側など、異なる立場から描く小説です。
私たちは、これまであまり推し活をしてこなかった夫婦です。だから、登場人物にそのまま共感するというより、「こういう世界があるのか」と読み進めました。
夫さんは新聞連載のときにも読んでいたのですが、そのときは途中で離脱。でも単行本でまとめて読んだら、めちゃめちゃ面白くて止まらなかった。
推しがいるから頑張れる、気持ちを切り替えられる。それはいいことだと思うんです。ただ、自分の生活を全部捧げるようになると、ちょっと怖い。
「自分たちも、いつか急に推しができるかもしれないよね」と話しながら、どこまでなら楽しめるんだろう、と考えました。分厚いですが、一気に読ませる本でした。
推し活をしている方はもちろん、その熱量が不思議に見える方にも面白い一冊です。
4.エピクロスの処方箋|自分の信念を持つ人に惹かれる
- 著者:夏川草介
- 出版社:水鈴社
- ジャンル:医療小説
『スピノザの診察室』の続編にあたる医療小説です。京都の地域病院で働く医師・雄町哲郎を中心に、医療や人の生き方を問いかけます。
主人公の雄町先生は、自分の中に医療に対する考え方がはっきりある人。その信念が、かっこいいんですよね。
医師の仕事とは何なのか。病気を治すことと、人を救うことは同じなのか。そういう問いを抱えながら、目の前の人と向き合っているところに惹かれました。
一方で、手術の場面は手に汗握ります。文字で読んでいてもドキドキするので、映像になったら怖くて見られないかも、と夫婦で話していました(笑)。
前作が好きだった方には、ぜひ続きを読んでほしいです。
医療小説が好きな方や、生き方をゆっくり考えたい方におすすめです。
5.わたしの知る花|人の評判と、その人自身は同じじゃない
- 著者:町田そのこ
- 出版社:中央公論新社
- ジャンル:人間ドラマ・ミステリ
ある老人の人生を、周囲の人たちとの関わりからたどっていく小説です。ミステリのように少しずつひもといていく面白さもあります。
これは、あまり内容を知らずに読んでほしい本。
周りがそう言っているから、自分もそう思う。見た目や評判で、その人のことが分かった気になる。そういうことは、しないほうがいいよね、と改めて思いました。
物語に登場する老人の、筋の通った信念も印象に残っています。
町田そのこさんは、やっぱり人の心情を書くのがうまい。人と人の関わりを読み進めるうちに、その人の見え方が変わっていく感じが好きでした。
ネタバレを避けて、登場人物の人生にじっくり触れたい方へ。
6.富士山1周レースができるまで|好きなことを実現する舞台裏
正式書名:富士山1周レースができるまで ウルトラトレイル・マウントフジの舞台裏
- 著者:鏑木毅・福田六花
- 出版社:山と溪谷社(ヤマケイ新書)
- ジャンル:ノンフィクション・トレイルラン
ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)という、富士山の周りを走る100マイルレース。その大会ができるまでの構想や交渉、実現までの苦労を、当事者が書いた本です。
ここからは、夫さんが読んだ一冊です。
今年トレイルランニングを始めて、大会にも出るようになった夫さん。図書館でこの本を見つけて借りたら、胸を打たれてしまいました。
長いコースをつなぐには、自治体や土地の所有者など、多くの人と話をつけていかなければならない。大会を走る側からは見えない準備があって、実現までの話がとにかく面白かったそうです。
その後、出場したトレイルランの大会で著者の福田六花さんに会い、本の感想を伝えて、写真も撮ってもらいました。「いつかあの大会を走りたい」という気持ちが、さらに強くなったきっかけにもなっています。
トレイルランが好きな方や、前例のない挑戦を形にする話が好きな方におすすめです。
本を開けない時間には、Audibleで「聴く読書」も
最近、夫さんはランニング中にAudibleを聴くのにハマっています。走りながらでも思ったより内容が頭に入ってきて、読書の習慣を取り戻すきっかけにもなっています。
今回紹介した『ミステリ作家、母になる』、『イン・ザ・メガチャーチ』、『エピクロスの処方箋』もAudibleで聴けます。気になる本があれば、まずはサンプルを聴いてみてくださいね。
気になる一冊から、夫婦の話題も広がる
今回は、2026年1月〜9月に読んだ中から6冊を紹介しました。
育児エッセイを読んで、子どもたちに日記を残す話になったり。受験小説を読んで、自分たちの高校時代や、わが子の進路を考えたり。
同じ本を読んでも、気になるところが違うのが面白い。気になる一冊があったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
夫婦の暮らしについて考える本を探している方は、幸せな結婚生活を送るために読みたい本15選もどうぞ。
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